設立概要

大学病院などの大病院では、診療情報が電子化されるようになり情報量は飛躍的に増大しています。しかし医療従事者および患者や家族が、それらの情報から過去のエビデンスを効率的に参照したり理解するための仕組みが確立されているとは言えません。そこで私たちは情報に意味(セマンティック)を付与することで、コンピュータが自律的に意味を理解して人間をサポートすることができる仕組みを検討しました。その結果、「画像診断」分野においては知識ベースと症例データベースを組み合わせることにより、エビデンスに基づき医療従事者の判断を支援することができるAI(Explainable AI)を開発し、この技術を応用して画像診断ナレッジサービス「読影指南」を提供しています。また「ヘルスケア」分野においても、糖尿病の重症化を予防するコンテンツを提供しています。
我々は2007年6月に特定非営利活動法人を設立してこれらの技術を10年の月日をかけて開発しましたが、この芽を育てて大きな樹に成長させるためにはこの活動を今後も継続していく必要があります。そのためには広く社会的信用を得ると共に多くの皆様の協力が必要です。皆様のお力添えをいただきつつ目標達成に向けて邁進していきたいと思います。

臨床データを、医療の知へ。

活動内容

「画像診断」分野

「大阪大学」「大阪市立大学」「関西医科大学」などから症例の提供を受け、専門医・指導医監修のもと胸部X線、腹部超音波、上部消化管内視鏡などの画像診断知識ベースと画像症例データベースを開発し、画像診断に必要な知識・経験や症例を効率的に習得できる仕組みを構築しました。これらの研究成果をもとに開発されたのが”画像診断ナレッジサービス「読影指南」”です。必要なスキルを持ち合わせた即戦力を短期間に育てなければいけない今、この”画像診断ナレッジサービス「読影指南」”は専門医を目指す医師にとどまらず、専門医以外の医師、技師、研修医/学生に非常に有用であると考えています。

「ヘルスケア」分野

4疾病(「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」)における早期発見や予防・生活習慣の改善を支援するために、まずは「糖尿病」に焦点を絞り健康支援知識ベースの開発を行っています。近い将来、健康支援知識ベースのライセンス提供や、健康支援のためのサイト構築を行っていく予定です。