下図のように同じ形の解答欄が2行並んでいる場合は ①、② を A、B のどちらに入力しても正解となります。
<正解> 
① 正面像にて、右中肺野に、結節影を認める。炎症性腫瘤を疑う。
② 正面像にて、左下肺野に、浸潤影を認める。炎症性変化を疑う。


では、まず A の解答欄に部位、所見、診断を入力し [ 答え合わせ ] をクリックしてみます。
部位は間違っているので黒字、所見と診断は正解しているので青字で表示されます。
この時点では A の解答欄は① と照らし合わせ、B の解答欄は②と照らし合わせて正解・不正解の判定をしています。


つづけて、 B の解答欄の部位に 「右中肺野」を入力し [ 答え合わせ ] をクリックしてみます。
すると、A の解答欄の所見と診断が黒字に変わり、B の解答欄の部位が青字で表示されています。
この時点で B の解答欄は① と照らし合わせ、A の解答欄は②と照らし合わせて 正解・不正解の判定をしていることがわかります。


上の例では、A の解答欄は2つ正解していてBの解答欄は1つしか正解していないのに、 なぜBの解答欄の方が優先されてしまったのかというと、 このシステムでは所見・診断よりも部位に重みを置いているからです。
いくら所見と診断が正解していても見ている場所(部位)が違っているということは正しく読影できていない、 いわば「まぐれ」での正解と判断されてしまうのです。
読影をするうえで部位は特に重要な要素となりますので、まずは部位を正しく特定できるように訓練しましょう。